文科省がデジ研に高い評価 優れた「教育関係NPO法人」として活動紹介
文部科学省生涯学習政策局が発行した「教育関係NPO法人の活動事例集Vol 2‐1 生涯学習関連施設との連携」に、地域資料デジタル化研究会の活動が優良事例として採録されましたので、ご報告いたします。
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/npo/npo-vol2/1316387.htm (文科省サイトへ)
この調査研究は、文部科学省が「教育関係NPO法人」の多様な活動の実態を把握・整理するとともに、事業実施における課題やその解決方法、うまく取組が進んだポイント等の分析を行い、教育関係NPO法人の活性化や更なる連携推進のための資料として活用を推奨されております。
事例集には、「地域における学習支援」、「生涯学習関連施設との連携」、「青少年の学校外活動支援」、「子供・大人の居場所づくり」、「家庭教育支援、男女共同参画活動」、「消費者教育」、「高齢者支援」、「地域支援人材の育成」など様々な分野で活躍する、全国のNPO情報が掲載されています。
「Vol 2‐1 生涯学習関連施設との連携」においては、子ども大学かわごえ、東京学芸大こども未来研究所、わかやまNPOセンターなど、全国の優良事例17件が紹介されております。
地域資料デジタル化研究会の事例では、以下の諸点が優れた活動として紹介されました。
●地域資料デジタル化の研究と実践
生涯学習の写真・映像教材として地域資料デジタルアーカイブ「甲斐之庫(かいのくら)」を制作し、インターネットで公開している。学校教育、社会教育、個人学習の教材として、無償で活用することができる。
山梨県立博物館へ資料提供や各地の資料館などへの資料の貸し出しや、戦没学徒兵の記録「わだつみ平和文庫」や大泉金田一春彦記念図書館資料などの整理業務も行っている。
●公共図書館「山中湖情報創造館」の運営
日本で初めて、指定管理者として公共図書館を管理運営。ITのノウハウを生かしてインターネット活用を積極的に進め、検索や予約をはじめ、図書館のウェブサイト自体からブログ、Flickr、YouTube、Twitter、Facebookなどを通して情報発信を図っている。
●講演会等の開催
図書館・博物館等の学習施設の情報やサービスに関しての講演会、ワークショップなどのイベントを開催している。
●注目すべき実績
総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会などの支援により「地域のコンテンツ」の流通、促進をテーマとした調査研究を行っている。2008年には地元テレビ局などと共催で「貴重な映像を後世に--山梨コンテンツの可能性」と題したシンポジウムを開催している。