★恒例の全国・世界小正月行事調査「どんど焼きは国民行事」平成28年版を更新しました。  アルゼンチンでも盛大に「どんど焼き」 インドネシアでは鬼人形が町の厄払い

 NPO地域資料デジタル化研究会は、平成15年より、全国の新聞社WEB版に掲載された記事などを主な情報源として、キュレーション(Curation)というIT手法によって、冬の火祭り行事である「どんど焼き」を中心とした小正月行事の実施状況を継続調査してきました。
 28年はデジ研の小正月行事全国・世界調査への反響が新たな広がりを見せ、1月15日放送のTBSテレビ報道番組 Nスタ・ニュースワイドは、『正月飾りどう処分?火祭り「どんど焼き」』というタイトルで、NPO地域資料デジタル化研究会の小正月行事「どんど焼き」全国調査成果を紹介しました。
 この1年の世界調査調査では、南半球のアルゼンチン・ブエノスアイレスのパレルモ日本庭園で、真冬の行事としてドンド・マツリ(どんど祭り)が行われていることを確認しました。さらにインドネシア・バリ島では、「サカ暦」の新年元日ニュピを迎えるため、悪魔払いの伝統行事として鬼が町を練り歩く「オゴオゴ」が行われていることを確認しました。

 国内の小正月行事では、山形県尾花沢市北郷地区の「地蔵ころがし」、長野県上伊那郡飯島町日曽利のどんど焼き「かさんぼこ」、山梨県北杜市明野町小笠原の「お柳さんのさるぼこ」、千葉県各地の「おびしゃ」、鹿児島県肝付町内之浦地区、「ドヤドヤサー」などの行事データを収集しました。
 小正月行事に関する話題では、昨年12月に韓国の小正月行事「チュルタリギ」がユネスコの無形文化遺産に登録されたのに続き、日本国内でも秋田県男鹿市の「ナマハゲ」や岩手県大船渡市「吉浜のスネカ」などの鬼・来訪神行事が2016年3月ごろをめどにユネスコ無形文化遺産への登録申請を準備していることを収録しました。

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