地域情報化フォーラム「未来思考の地域の学び」  デジ研が運営支援

 総務省の平成26年度地域活動支援事業の一環として、2015年2月7日、甲府市の山梨県立大学で、地域情報化フォーラム「未来思考の地域の学び」~ICTを使った教育による地域活性化の試み~を開催されました。

 
 今回のフォーラムでは、冒頭で今春、山梨県立大学学長を退官される伊藤洋先生の学内での最終講義が行われ、意義深い内容となりました。
 また、山梨県立大学で研究開発したタブレット端末を活用した授業など3教室で小学6年生を対象に模擬授業も公開されました。
 
 私たち、NPO地域資料デジタル化研究会では、関東ICT推進NPO連絡協議会のメンバーとして、事務局の運営を包括的に支援するとともに、フューチャーセッション「地域連携と教育」に、当会の丸山高弘副理事長(山中湖情報創造館館長)がパネルとして討議に参加しました。
 また、当会のスウェーデン出身スタッフであるオーレ・ベリーが司会進行を担当いたしました。

 丸山副理事長は、日本で最初のNPOによる公共図書館の指定管理者の11年にわたる実績について報告しました。そのうえで現代の公共図書館の使命は、無料貸本館の役割を超えていること。21世紀のアクティブラーニングを支援するラーニングコモンズとしての公共図書館の使命の重大性について、提言を行いました。
 米国学校図書館員協会が作成した学校図書館メディアプログラムのための新しい学習基準などにも言及しながら、図書館の働きとしてのESD(持続可能な教育)支援による地域連携の重要性など、幅広い観点からの現代の公共図書館のあり方について、問題提起を行いました。会場からの活発な質疑もあり、丁寧に説明を行いました。

 
 地域情報化フォーラムの全体の報告につきましては、下記の通りで、詳細は
 facebook上の公式サイトを御覧ください。
 https://ja-jp.facebook.com/kanto.ictnpo
 
                 記
・名称   地域情報化フォーラム「未来思考の地域の学び」
       ~ICTを使った教育による地域活性化の試み~
・開催日時 平成成27年2月7日(土) 12時30分から16時30分
・開催場所 公立大学法人山梨県立大学 飯田キャンパス
        講堂及びアクティブラーニング教室
             (山梨県甲府市飯田5-11-1)
・主催 総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会
    公立大学法人山梨県立大学、やまなしICT利活用教育研究会
・後援 山梨県、甲斐市教育委員会、山梨県地域ICT推進協議会
    一般社団法人山梨県情報通信業協会
・対象   一般の方、NPO法人、自治体関係者及び民間企業等
・12:45 開会挨拶
      渡辺 信一  総務省関東総合通信局 局長
       小林 是綱  関東ICT推進NPO連絡協議会 前幹事
              地域資料デジタル化研究会 理事長
・13:00 基調講演 「人は見えない目でどう未来を見てきたか?」
       伊藤 洋   山梨県立大学 学長
              関東ICT推進NPO連絡協議会 顧問
     ※:学長としての最終の講義となりました。
・13:50 模擬授業
      (3教室で実施・甲斐市立竜王小学校の生徒の皆さん)
・15:00 フューチャーセッション「地域連携と教育」
      久保田 勲  山梨県総合教育センター 研修主事
      増坪 広夫  甲斐市立竜王小学校 教諭
      安達 義通  山梨県立大学 国際政策学部 准教授
      長谷川挙杜  山梨県立大学 国際政策学部 学生
      丸山 高弘  山中湖情報創造館 館長
      内藤 博文  甲斐市企画政策部秘書政策課 課長
      守木 貴   昭和町 教育指導監
・16:30 閉会

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