第1回「デジタルアーカイブ憲章をみんなで創る円卓会議」(2022/8/3) どなたでも参加できます。参加費無料 – デジタルアーカイブ学会
デジタルアーカイブ学会による、第1回「デジタルアーカイブ憲章をみんなで創る円卓会議」が2022年8月3日(水)18時~20時30分に開催されます。どなたでも無料で参加できますので、興味・関心のある方はぜひご参加ください。
第1回「デジタルアーカイブ憲章をみんなで創る円卓会議」(2022/8/3)
開催趣旨
作品やデータを収集して散逸から守り、未来と世界へと継承するデジタルアーカイブはいま、かつてない広がりと変革の時を迎えています。
http://digitalarchivejapan.org/9156/
国立国会図書館による入手困難資料の家庭配信などの大胆な法改正も続き、放送、漫画、ゲーム、舞台、アニメ、音楽、各種データなど、新たな様々な分野でのアーカイブ事業が生まれ、そしてジャパンサーチなどを通じて相互につながり始めています。
しかし一方で、アーカイブの現場は常に、「ヒト・カネ・権利」とも言うべき、専門人材の不足、資金難、権利処理の困難などに直面し、その歩みは今もって困難に満ちたものです。知識・ノウハウの共有も、やっと緒についたところとも言えるでしょう。
加えて、注目が高まっているとはいえ、まだまだデジタルアーカイブの社会的な価値は、必ずしも国民に広く共有されているとまでは言えません。当の関係者においてすら、デジタルアーカイブとは何であり、どんな価値を持ち、何に留意して進めて行くべきか、各現場の羅針盤となるべき指針は必ずしも存在していない状況に思えます。
そこで、デジタルアーカイブ学会では理事会のもと、様々なアーカイブ現場を支援してきた法制度部会のサポートで、思考実験的に「デジタルアーカイブ憲章」をめぐる議論を開始し、評議員会・会員懇談会など、徐々に議論の輪を広げて来ました。
このほど、議論の最初のたたき台といえる「デジタルアーカイブ憲章 試案」を公表すると共に、各アーカイブ分野や関連する政府・学術・教育・産業界など、識者の皆さんを招いて存分にたたいて頂くべく、オープンな円卓会議を連続開催して参ります。
議論は何年も続くかもしれませんが、しかし、立場を超えて広くデジタルアーカイブの羅針盤を話しあう過程じたいは、必ず日本のデジタルアーカイブの明日を考えるヒントに満ちたものになるものと、期待しております。
是非、この円卓会議にご参加を頂き、皆さんのお知恵をお貸し頂けますよう、お願いいたします。
開催概要
- 主催:デジタルアーカイブ学会
- 開催日時:2022年8月3日(水)18時~20時30分
- 形式:ZOOMウェビナーによるオンラインでの実施
- 参加について:どなたでも参加できます。参加費無料
- お申し込みは、専用フォームから https://pro.form-mailer.jp/fms/916b9403139623
プログラム
- 本会議の趣旨と進行:数藤雅彦(司会、弁護士、法制度部会副部会長)
- 憲章で実現したいこと:吉見俊哉(東京大学教授、本学会会長)
- デジタルアーカイブ憲章(案)の概要:福井健策(弁護士、法制度部会長)
- 登壇者から憲章案へのコメント
- ラウンドテーブル
- 視聴者からの質問・意見
登壇者
- 石橋映里(一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム常務理事)
- 生貝直人(一橋大学准教授)
- 井上透(岐阜女子大学教授)
- 植野淳子(株式会社アーイメージ代表取締役)
- 大西亘(神奈川県立生命の星・地球博物館 動物・植物グループ主任学芸員)
- 岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
- 川口雅子(国立アートリサーチセンター(仮称)設置準備室 情報資料グループリーダ (学芸担当課長))
- 五味大輔(株式会社IMAGICA GROUP グループ事業戦略推進部 副部長)
- 重田勝介(北海道大学情報基盤センター准教授)
- ルドン・ジョゼフ(NPO法人ゲーム保存協会理事長)
- 数藤雅彦(弁護士)
- 田中茂明(内閣府知的財産戦略推進事務局長)
- 福井健策(弁護士)
- 三浦文夫(関西大学教授、一般社団法人アーティストコモンズ理事長)
- 吉見俊哉(東京大学教授)
- ほか若干名
関連リンク
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